レッスン6.気持ち悪さがひどくなる仕組み

こんばんは、山口健太です。



今日は、
「気持ち悪さが酷くなる仕組み」
を解説して、

「吐き気への恐怖を減らす具体的な行動」

の後編をお伝えします!



ちなみに前回は、

「気持ち悪くなった後に、どれだけの時間で元に戻れたか?」

を考えてみる(はかってみる)
ということをお伝えしました。


これが身につくようになると、

「気持ち悪くなることを既に受け入れている」

という状態になるので、
むしろ吐き気が起きにくくなっていきます。



その詳しい説明も兼ねて、

「気持ち悪さが酷くなる仕組み(5段階)」

を、以下より解説していきますね!!!

気持ち悪さが酷くなる仕組み

では、早速重要なポイントです!!

その仕組みは、
以下の「5段階」に分けられます。


(1)何かしらの行動
例:脂っこいものを食べた



(2)身体に変化が起こる
例:脂により胃がもたれる



(3)注意を向ける
例:「あれ、ちょっと気持ち悪い・・・?」



(4)自分なりに解釈が入る
例:「もしかしたら、吐くかもしれない!」



(5)不安が大きくなる
例:「どうしよう、どうしよう・・・!!!」



以降、繰り返し。


これがそのまま繰り返されていき、
どんどん吐き気は大きくなります。



そして、
今日ポイントにしたいのは、

(3)注意を向ける

の部分です。

なぜなら…

人の脳の性質として、
注意を向けたところが大きくなるというものがあるからです。


つまり、

「気持ち悪さに注意を向けてしまうと、さらに気持ち悪さが大きくなる」

ようになります。



これを踏まえた上で、
具体的な気持ち悪さを抑える方法は、、、


ズバリ、

「呼吸に注意を向けること」

です!



つまり、

「やばい、気持ち悪くなったかも・・・」

という時は、

”すぐに呼吸に注意を移せるようになること”

が、
まずファーストステップとしてとても大切です。



さて、実践です。


実際に今この場で、
目を開けたままで良いので、
自分の「自然な呼吸(息づかい)」に注意を移してみてください。




・・・。


・・・。


・・・。


感じられましたか?



このように注意を移せば、
息が口や鼻からスーッと入ったり、
あるいはフーッと出て行ったり・・・。

自分の息遣いを
感じることができたはずです。



しかし、

当然、
普段過ごしている時から、
あなたは呼吸をしています。



そうじゃなければ、
死んでしまいますよね。笑



でも、
基本は無意識でやっていますから、
「呼吸を感じよう!」と注意を移さないと
なかなか息づかいは感じませんよね?



このように、
注意を向けたところが大きくなるのが、

「注意を移すことのメリット」

です。



一方で、
繰り返しになりますが、
これまではほとんどの方が

「やばい、気持ち悪くなってきた・・・」

となった時に、
知らず知らずのうちに、
さらにそのことばかりに意識を向けていたと思います。


そして、気持ち悪くなることを、
無意識で大きくしてしまっていました。



しかし、
今日からは

「すぐに呼吸に注意を移す」

ということを練習していきましょう!



これは、

「注意訓練法」

と呼ばれるものでもあり、
訓練(トレーニング)をすれば
必ず上達していくものです。




他にも、

「気持ち悪いかも・・・」

という時以外でも、

「なんとなく不安・・・」だったり、
「集中できない・・・」という時も、


呼吸にすぐ注意を移して、
息遣いを感じようとした上で
目の前のことに集中できるようになると、
とてもフローな状態で過ごせます。



実はこれは2回目のレッスンで
赤坂クリニックの福井先生も
「効果がある」と言っていた、

”マインドフルネス”

でもあります。


練習すればするほど、
脳の島(とう)という部分が大きくなり、
不安に強くなるということでしたよね!!




これらは、
繰り返し(習慣化)が大切です!


ですから今日から、
気持ち悪さを感じたりしたら、

呼吸に注意を移す

ということ実践してみてくださいね!



そして次回、
特別レッスン最終回となります!!


克服に向けて
本格的に歩み出したい人向けの
大事なお知らせもありますので
最後も楽しみにお待ちください!



それでは、
最後までお読み頂き
ありがとうございました。